子育てママの日々役に立ちそうなちょっとしたこと

男の子2人をもつ普通のママのブログ。これからの自分にも、もちろんあなたにも、日々役立ちそうなちょっとしたこと・感じたことを残しています。

子供同志のトラブル_どこまで子供の言い分を信じていいのか?

待ち合わせ場所で驚きの光景

二児の母をしています。

 

長男クンは、毎朝近所の同級生Mくんと待ち合わせをしています。

 

先日、朝のゴミ出しをするとき、ちょうど長男クンとMくんが出会う場面に遭遇しました。

 

開口一番、Mくんが「来るの早いよ!! (強い口調で)」

長男クン     「…」。

 

その後お互い無言で信号を渡っていきました。

 

何だ今のは…!?

朝はまず「おはよう」でしょ…!?

(しかも、待ち合わせ場所に早く来たことに文句言うとは…!?)

 

「…おたくの息子さんは偉いわよね。毎日ああやって言われても、何にも文句言わず黙ってるんだから。」

…えぇ!?毎日!??

 

 

初めて知った長男の姿

上記のように話してくれたのは、毎朝こどもの安全を見守ってくれている「みどりのおばさん」(以下「みどり」)。
我が家の近くの信号前に雨の日も毎日来てくださいます。本当に感謝。

 

私(=母):「毎日、なんですか…?」
みどり  :「そうなのよ。毎朝『今日は早すぎる』とか、おたくの息子さんの姿が見えないと『遅い。何やってんだ』とか毎日毎日。おたくの息子さんがかわいそうなくらい…。」

 

驚きました。

 

毎日のように朝からそんなことを言われていたなんて…。

言われても反論しないの…!?

言い返さず黙っているなんて大人だな…。いやいや我慢してるのかもしれない…。

 

長男の成長を感じました。

 

「さりげなく」真実を問う

しかし、毎日のように言われても黙ってるなんて…。

私の心がそわそわザワザワし始めました。

 

長男クンの帰宅後、

それとなく、朝のことを聞いてみました。

私が真剣な顔で「どうなの!?」と責め聞くと、子供が素直に話せそうもないと思うので、

こんなときは、心を落ち着かせさりげなく聞くようにしています。

誘導尋問にならぬよう「【長男】はどう思ったの?」と聞く感じで。

 

私:「最近、待ち合わせ時間よりちょっと早く出発するけど、Mくんは何か言わないのー?」

長:「言う。『早い』って。」

私:「じゃあ、もうちょっと遅く出発したら?」

長:「遅くても文句言われるもん。」

私:「毎日言うの?」

長:「うん。毎日。イヤなんだよね。」

私:「そうなんだ…(内心「やっぱり。」)。そんなとき、【長男】は何か言うの?」

長:「言わない。」

私:「ふーん…。(内心「やっぱり!!」)じゃあさ、『そんなこと言ってほしくない』って言ってみたら?」

長:「えぇ…言えないよ…」

私:「じゃあガマンするの…?」

長:「それもイヤだ。でも言ってほしくない…。」

私:「そっかぁ…。じゃあ、お母さんがMくんのママに話をしてもいい?」

長:「うん。」

 

「子供の毎日」を守るために

「ママに相談する」のが得策ではなかったかもしれませんが、その時の私にはこれしか思いつきませんでした。

まだ子供だけでは解決できない年齢だし、自分の子どもが毎朝の何気ない日常でそんなイヤな思いをしているのか…と思うと、なんとかしなくては、と思ったのです。

 

Mくん宅は待ち合わせ場所からすこし離れているので、Mくんママがその場に遭遇することはありません。

お仕事しているので出勤準備をしている様子。

そのこと(お仕事)もあり、会ってゆっくり話せる時間はないので、

ちょっとよくないかな…と思いながらも、LINEで言って(書いて)みることにしました。

 

イキナリ強くは言えないし、長男クンの意見しか聞いていないので、

『誰が』という主語はボカして、

「毎日、待ち合わせ場所で『遅い』『早い』って言ってるみたいで…。」という風に書きました。

 

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Mくんがママに話したこと

その後、ママと直接話すこともできましたが、後日ママが訪ねてきました。

Mくんに朝のことを聞いたようです。

 

「どこまでが本当かわからないけど…」という前置きをした後、

「Mは、【長男】くんママと反対のことをいったの。」

 

『反対』。

 

つまりMくんは「文句を言うのは【長男】くんで、僕は黙っている」と言ったようです。

 

えぇ…!?と思う反面、

あ、やっぱり…とも思いました。

 

 

親に「よくみられたい」という子どもの願望

これはもう性格どうこうではないのかもしれない。

親と話すとき、自分が「いい子」にみえるよう話すのは、子供の自然な姿なのかもしれません。

そして「嘘をついている」という自覚はないのかもしれません。

もはや、それが本当だったかのように、「錯覚」「記憶が書き換えられる」のかもしれない、とも思いました。

 

我が子は正しい…けど

しかし、私には多少の自信がありました。

みどりのおばさん」の言葉。

 

大人が言っている言葉は大きいです。

長男ともMくんとも何のゆかりもないおばさん。

毎朝挨拶してくれて安全を見てくれているけど、

親戚ではないから、偏った目で見ることはないでしょう。

 

「でもね、みどりのおばさんはこう言ってたの!!」と、反論はしませんでした。

 

長男クンの言い分すべてが正しいのかはわからないし。

もしかしたら、長男クンも反論したときもあるかもしれないし。

私がその現場に毎日いたわけではないし。

 

ここで我が子の正しさをだしても、お互いの関係を悪くするだけだし。

これからのこともあるし(近所で同級生)…。

 

親が介入したからこそ解決

結局、

長男クンとMくんは次の日から別々に行くことにしました。

 

「毎日イヤな思いをするなら、待ち合わせはしないで偶然あったら一緒に行く、としたら?」と両方の親が提案したためです。

 

子供の言い分をどこまで信じればいいのか?

親は子供の言い分をどこまで信じればいいのだろう…

もちろん自分の子どもは大事。自分の子どもが言うことは信じてる。信じたい。

 

でも今回のことを通じて、

第三者(特に大人)がいないと、正確なことはわからないのかも…と思いました。

ちょっと外れますが、子供は、親以外の大人の人と多くの関わりを持つべきだなあ…とも思いました。

 

おたがいさま_助け合い、支え合う心で、いまの日本を変えていこう。地域のなかで、人と町のあり方を考える提言エッセイ。

 

最後まで悶々とする母

これで朝の待ち合わせ騒動?は一件落着。

 

でも、一人悶々としている母(=私)。

やりきれない…というか、無念…というか、

自分の子どもの正しさを言いたい…というか、

そういうのは心の中にずっとありました。

 

なので、今回のキーパーソンでもある、みどりのおばさんと立ち話。

私  :「うちの息子、待ち合わせをしないで行くことにしたんです…」

みどり:「そうね。その方がいいと思うわ(^-^)」

 

みどりのおばさんの言葉で、長男の正しさが認められたわけじゃないけれど、

その時の私にとっては、本当に本当に救われた一言でした。

 

…やっぱり、どんな人も(長男クンも私自身も)、いろいろな人と関わりを持ち、話をしたほうがいいな、とつくづく感じた 出来事でした。

 

そして、どんな機会でも(トラブル以外でも)、

自分のいない場での子供の言い分はどこまで信じるべきかの判断は難しいな…とも思いました。

 

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子供同志のトラブル_どこまで子供の言い分を信じていいのか? 目次

 

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