人生初の「お泊り」
先日、長男クンが人生初のお泊り会でした。
集合時間は夕方。
待ちきれなくて朝から用意したりして。
すごく楽しみにしていた様子。
驚いた長男の本音
お昼ごはんは、おうちで手作りパンを作って食べて気分上々(笑)
そんな中、長男クンが一言。
「(お泊り会に行っている間)ボクがいなくなって、お母さんはちょっとラクになるね」。
さらにこんな事も。
「【次男クン】は好きなTV見られるからいいでしょ」。
(いつも見たい番組が違うと兄弟でケンカするからね…)
びっくりした。
幼い子供が、こんなことを考えているなんて。
自分のことで頭いっぱいなのかと思ってた。
お泊り会に行くから、
「楽しみ!」とか「ちょっと心配…」とか、
そんなことを言うのがふつうだと思っていた。
自分のこと以外に相手のことを考えられる、心の優しい子に育ってくれたんだね…。
日常を振り返ると
実際、日常はそんな感じ。
「オレが使いたい」おもちゃを次男クンから奪うし、
「オレが一番になりたいから」次男クンを押しのけてまでドアを真っ先に開けようとするし。
でも友達にはこんなことしないらしい。
そこは『心の優しい』証拠かな。
(同級生にはかなわない、と思っているから、遠慮している??)
(心優しかったら弟にもこんなことやらないかな…(^_^.)
私の子育ては大丈夫?
さっきの一言を聞いた時、同時に
「私は、この子にそんなことを考えさせてしまうような 子育てをしているのかな…」
と不安にもなった。
「あなたたちを育てているのよ」みたいな、恩着せがましいことを私が言っているのだろうか…。
前にも感じた長男の心の優しさ
前も何度か似たようなことを感じたことがある。
お絵かきをしているとき。
家族みんなの顔を書いて、一言ずつ書いていた。
長男クン(絵を描いている本人)の顔の横には
「いつもやさしいよ」
≪「友達には優しいんだー」長男クン談(弟には無効らしい…)≫
次男クンには
「いつもえがおだよ」
パパさんには
「いつもたたかいごっこ をしてくれるよ」
そして、お母さん(=私)には
「いつもめんどうみてくれるよ」。
(『めんどうをみる』なんて言葉、小さい子供が使う言葉なのかな…。と思いつつ…、)
「『お母さんは自分たちの面倒をみてくれている』と思っている」長男クンに驚いた。
子供なら、「お母さんが ごはんを作ったり、洗濯したり、自分の世話をしてくれるのは『当たり前』と思っている」 と考えていたから。
長男クンは、心の優しい子に育ってくれたんだな…と思った出来事。
そして、担任の先生にも
「【長男クン】は、優しいお子さんですね」と面談の第一声で言われたこともある。
言葉を拾いそれを褒める
お泊り前にあんなことを言われたとき、
それを流しちゃいけない、と思った。
「お母さんや【次男クン】のことを考えられるなんて、【長男クン】は本当に心の優しい子だね」と、
言葉に出して 頭をなでて褒めました。
長男クンは嬉しそうだった。
テレたのか、下向いてはにかんでいた。
いっつもは次男クンとケンカしたり、片づけしなかったり、お母さんが思うようにはいかないことが多いけど、
そういえば決定的に悪いことをしたことはあまりない。
長男クンは本当に心の優しい子に育ってくれたね。
これからも、そんな場面を見つけたら、どんどん褒めていいところを伸ばしてあげたいと思った。
おかえりなさい
お泊り翌日のお迎えの日。
朝から畑で野菜を収穫したりして疲れたのか、あまり笑顔が出ず…。
感想を聞くと
「まぁまぁ かな~」。…まぁまぁ!?(^_^;)
でも、宝探しは楽しかった、とか、花火もやった、とか、色々教えてくれました。
成長した一日…だったかな。
いい夏の思い出になったようです。
家では、「泣いてないかな…不安がってないかな…」と、母は心配してたんだからね!(・へ・)
そして日常にもどり。
次男クン泣かされてる…(*_*;
長男クンがおもちゃの棒で叩いてる(-_-メ)
「オレ(=長男クン)が いちばん !!!!(「一番」にこだわるお年頃)」と、次男クンを押しのける…。
お泊り会の前の日常と同じ…。
あぁ、あの優しい一言を言った長男クンはどこいったんだろう…。(ー_ー)
いやいや、表に出さないだけで心の中にはあの「優しい長男クン」が必ず居るはず…。
あの一言を忘れずに、また日々子育てがんばらなくちゃ&楽しまなくちゃ!!
…と、思いながら、兄弟ゲンカを仲裁する母なのでした(^-^;