長時間の停電で子供はどう過ごしたか?
二児の母をしています。
先日の北海道胆振東部地震。
とても大きな地震でした。
直後からの長時間停電…。
この時子供たちがどう過ごしていたかをメモ代わりに記録していきたいと思います。
今回は、長時間停電になったときの子供の過ごし方編です。
長時間停電時のスマホや 充電に関する記事はこちらをご覧ください↓
- 長時間の停電で子供はどう過ごしたか?
- 大きい地震そのとき子供の反応は?
- 長時間停電発生_ブラックアウト
- 寝ていてよかった_小さな子供
- いつもと違う朝食_停電3時間後
- 学校から休校の連絡_停電4時間後
- ゲームができない
- お友達や近所のお友達と一緒に_停電5時間後
- 子供たちも家族の助けになって
- 買い物を済ませ帰宅。子供やることなし
- カセットコンロでお昼ごはん_停電9時間後
- 停電時に必要なアナログな遊び
- でもやっぱり友達と遊びたい_特別な気分を味わって
- 恐怖を感じない感じさせないことがコツ
- 親もストレスは少なく_停電のおかげで得た絆
- さすがに夜はちょっと別_停電13時間後
- 真っ暗な中でも楽しく夕食を
- 大人も子供もやることがない停電の夜_停電18時間後
- まだつかない…_停電27時間後
- 不安と希望の夜_停電39時間後
- 電気がついた!!_停電40時間後
- 長時間停電_そのときお子さんは何をしますか?
大きい地震そのとき子供の反応は?
夜中3時に地震発生。
長男クンは揺れを感じて起きてきました。
だいぶ成長したせいか、地震自体に恐怖を感じることはなかったようですが、その後も眠れず朝まで一緒にリビングにいました。
そして次男クン。
全く起きない…( ゚Д゚)
本人曰く「ゆれたからそのときはめがさめたよ!でもねむかったから ねたのー。」
とのことでした。
本当か…?(笑)
(結果、この図太い?性格が功を奏します。それは後述。)
長時間停電発生_ブラックアウト
地震の十数分後、停電が始まりました。
朝の3時台だったのでまだ真っ暗。
懐中電灯をオン。そして携帯ラジオもオン。
家族みんな慌てることなく対応しました(一人爆睡中)。
長男クンは、真っ暗な部屋に懐中電灯をピカピカさせたりしていつもとちょっと違う状況を楽しんでいる様子。
よかった、そのくらいの心の余裕があるなら…。
寝ていてよかった_小さな子供
え?次男クン?もちろんスヤスヤです(*'▽')
中には、無理やり起こした、というご家族がいたようですが、我が家は家事や津波の心配もなかったのでそっとしておきました(^-^;
後日話を聞くと「またよるにグラグラする?」と不安がるお子さんが今でも多いそうです。
爆睡していた次男クン。
うん…それでよかったんだよ…(^-^;
いつもと違う朝食_停電3時間後
朝食の時間。
停電中…。
いつも使っているトースターも動かないし、レンジもIHヒーターも動かないのでおかずも作れません。
冷蔵庫にあった野菜でサラダは完成。
牛乳やジャム・マーガリンなどもいつも通り。
起きてきた次男クンに、
長男クン:「停電しているから電気を使う機械が動かないんだよ」と説明。
次男クンは、最初は「何でパンが焼けないの( `ー´)ノ!!」と、ぶつぶつ言っていましたが、文句を言っても仕方ないと悟ったのか、
いつもと違う『柔らかい食パン』にジャムを塗って食べていました。
学校から休校の連絡_停電4時間後
朝7時。
学校から連絡網メールが来ました。
臨時休校です。
当然だろうと思っていたので驚きはしませんでした。
さて…子供たち2人。
電気のない・学校のお休みの日。
一体どうやって過ごそうか…!?
ゲームができない
もちろん当然ですがテレビゲームができません。
学校のことよりも何よりも子供が真っ先に心配したのが「ゲームのこと」でした(-_-;)
次男クン:「お母さん、ゲームできないの…?」
母=私 :「そうだね…。テレビがつかないからね。
すると、
長男クン:「充電されてるはずだからできるよ!!」
と言い出し、いつもどおり決められた時間しっかりゲームをやっていました。
そういうところはよくわかっているナ…( 一一;
こんな時に楽しそうにしている姿に半分呆れながら、そしてイライラしながら、母=私が一言。
母=私 :「すぐに停電が終わったらいいけど、もしかしたら避難所に行かなきゃならないかもしれないからね!その時のために充電使い切らないように使うんだよ…(-"-)」
と小言のように&文句を言うように注意。
この時は、私自身も余震や停電の不安もあったせいか、キツく言ってしまったことに後々反省しました…。
ごめんね、こどもたち…m(__)m
まぁ、本人たちには私の小言はあまり響いていないようでしたが…。
お友達や近所のお友達と一緒に_停電5時間後
午前8時台。
家の外で近所のお友達の声がします。
特に呼ばれたわけでもないけど外に出てみました。
子供たちは、お友達がいて安心したようです(^^)
母達は、「これからどうしよう…」という話に。
そのうち「近くのスーパーで店頭販売が始まった」とのLINEが!
電気が通らないこの状況では、オール電化の我が家にはカセットコンロが命。
カセットボンベや食パンなどの食料の買い足しなどのため、みんなで一緒に行くことにしました。
お友達と一緒に買い物に行くなんて、引っ越しして一年半こんなこと初めてでした。
子供たちも家族の助けになって
8時台というのに店の前にはものすごい人…。
長男クンには「パンを買ってきて!」とおつかいを頼みました。
いつも違う日常で仕事を頼まれた長男クン。
「わかった!!」と張り切っている様子。
きちんと買い物もしれくれて、「ほかに買うものはない?」と心配もしてくれました。
こんなときは子供もしっかりと助けになってくれるものです。
買い物を済ませ帰宅。子供やることなし
テレビ見れないし、録画したテレビもDVDも観れない…。
子供達は暇・ひま・ヒマです。
この日は幸いにも天気が良く外に出ていてちょうどいい気候。
「もうこうなったら外で遊ぶしかない!!」
そう思った私たちは、近所のお友達にも声をかけ、ママ四人+子供十数名の団体で公園にレッツゴー!しました。
大きな木など倒れる物の少ない(=日陰のない(´Д`) 開けた公園へ。
サッカーボールで遊んだり、キックスケーターを貸しあいっこしたり、意味なく?走り回ったり(←子供にはあるあるな光景)…。
家の中でじっとしているよりも、余震は少し怖いけど思いっきり体を動かして走り回っていた方が子供にはいいんだなと思いました。
東日本大震災3.11のように放射能の恐れもないので(あの時は被曝の恐れがあると言われ外にすら出にくかった)、外で思い切り走り回れたことが子供にとってはとてもいいことでした。
この間も、お互いの子供をみながらガソリンスタンドに並びに行くママや、さらなる買い出しに行くママも。
ガソリンスタンドはこの時すでにすごく並んでいたらしいです。
駐車場で車のエンジンをかけてスマホを充電ながら子供を見守るママもいました。
我が家は幸いガソリンほぼ満タン。
スマホはノートパソコンで充電。
詳しくはこちらのブログを見てください↓
長時間停電どうする?_SNS・ライン・充電編 - 子育てママの日々役に立ちそうなちょっとしたこと
なので、特に他のママにお願いするようなことなく、不謹慎かな…と思いながらも子供の楽しそうな姿を写真に撮ったりしていました。
カセットコンロでお昼ごはん_停電9時間後
各自お家に戻りお昼ごはん。
家にあったカセットコンロを使い、お湯を沸かし冷蔵庫の野菜やパスタを茹でて食事を作りました。
停電時に必要なアナログな遊び
食べた後、またすぐに子供達は暇・ひま・ヒマに…。
自宅待機になっていたパパさんと一緒に人生ゲームや将棋など。
小さい頃からボードゲーム好きだったのでここは苦になりませんでした。
お小遣いをもらってない時期から、
「株が…」「生命保険に入ったほうがいいよね!」「家、買う?」とか言っちゃっていました(笑)
普段からアナログな遊びに慣れておくべきですね。
天気の悪い日のためにも、室内のアナログ遊びも必要だと思います。
でもやっぱり友達と遊びたい_特別な気分を味わって
その後パパさんも緊急出動(=出勤)。
また暇になってしまった子供たち。
今度は近所の友達と一緒に遊び、レジャーシートを敷いてみんなでおやつ♪
母たちも一緒にお茶タイム…。
ちょっとしたピクニック気分を味わいました(*^-^*)
実はこの時、子供たちは全然怖がっていませんでした。
恐怖を感じない感じさせないことがコツ
我が家の子供は、年齢のせいもあると思いますが今回の地震で怖がることはほとんどありませんでした。
停電でテレビが見れない分、あのとても大きい土砂崩れの映像などを見ることがなかったのも幸いしたと思います。
もし電気が使えてテレビが見られていたら…。
子供にとって視覚的な刺激はかなり大きい影響を与えると思っています。
今回の地震での大きな被害の様子や、常に流れている災害情報のテロップなどを見ていたら、
今回のようにのんびりとのびのびと停電の日々を過ごすことはできなかったんじゃないかなと改めて振り返って思いました。
後日知ったことですが、テレビでは各地のさまざまな被害の様子が報道されたいたそうですね。
これを子供たちが見ていたら…。
かなり怖かったのではないかと思います。
ある意味テレビが見られなくてよかったのかもしれません。
(中には、車のテレビで報道を見たというお友達もいたらしく「本当にすごかった…見ていて怖かったよ…」と言っていました)
私たち家族はそれを目にすることなく数日過ごしました。
親もストレスは少なく_停電のおかげで得た絆
私自身も、外に出て近所のママとお話ししたり、子供の遊び相手をしていることで時間が過ぎ、辛くなるほどストレスを感じることはありませんでした(もちろんある程度のストレスは感じましたが)。
今回の停電のおかげ…と言っては不謹慎かもしれませんが、おかげで近所のお友達と遊ぶこともでき(普段は学年が違うのであまり交流がなかった)、普段は立ち話をしない私ですがこの数日でたくさんのお話をすることができ、ストレスが緩和されました。
さすがに夜はちょっと別_停電13時間後
日中は思いっきりたくさん遊べた子供たちですが、だんだん夕方になり電気もつかず暗い・暗い・暗い部屋になってきました…。
すると、やはりその暗さは怖かったようで次男クンがちょっとシクシク(;_;)
「大丈夫だよ!こらここに電気あるからね!」
と励ます長男クン(*^-^*)
あら、こんなとこで兄弟愛…♪(≧▽≦)
真っ暗な中でも楽しく夕食を
真っ暗な夜はとてもとても長く感じました。
何か楽しいことはないかな…。
そーだ!ホットケーキ!!!
あたりも暗くなった夕方6時から、暗闇の中でホットケーキを焼きました(^-^;
食事にホットケーキなんて、普段の生活では絶対許さない私。
しかし、こんな時だから少しでも楽しく過ごさないと…思い、夜ごはんはホットケーキディナーとなりました(ちょうど冷蔵庫の牛乳も消費できるし(^^)v)。
懐中電灯で焼き色を確かめながら、暗闇の中で初めてホットケーキを焼きました(主婦的には、明るいうちに用意しておけばよかった…とちょっと後悔 (笑) )。
美味しい甘いちょっと焦げたホットケーキ。
これで落ち着いた次男クン。
「また明日も作ろうね!!」とニコニコ笑顔で食べていました。
大人も子供もやることがない停電の夜_停電18時間後
電気が無いと、夜はこんなにもやることがないものか…と実感。
ということで20時台に就寝。
長い長い一日でした。
まだつかない…_停電27時間後
2018/9/7。地震発生二日目。
まだ電気はつきません。
昨日同様、焼いていない柔らかいパンを食べながら、「今日はどうしよう…」。
子供たちは「またみんなで遊びたいねー!!」
とちょっと楽しそう。
家事や買い物が落ち着いた午後、またみんなで集まり、お互いの子供をみながら話し・ラジオを聴き・おやつを食べて過ごしました。
もちろんピクニック気分で♪
私達家族だけだったら、こんなふうに遊ばせられなかっただろうな…。
みんなでおやつの交換をしたり お互いの遊び道具を交換して使ったり。
この日もとっても楽しい一日になりました。
半面、ラジオでチラチラと聞く「長ければ一週間以上停電する恐れも…」という言葉に不安を感じていたのも事実です。
不安と希望の夜_停電39時間後
そして7日の夜。
この日の午前から、すでに街の明かりがつきはじめていました。
車で移動してみると、信号もお店も電気がついている!
でも我が家付近はついていない…。
なぜ…?と思いながら、考えていても仕方がない!と、早く就寝。
やっぱり次男クンはちょっと怖がっていましたが、地震対策でいつもの寝室ではなくリビングでみんなで寝たことがちょっと楽しかったのか、お泊り会気分で安心して寝ていました。
電気がついた!!_停電40時間後
周りの家がドタドタとしている様子…?
窓の外からも、何か声が聞こえる…。
もしかして…!?と思い、ブレーカーを上げると…
電気、ついたー!!!
約40時間の停電が解消されました。
子供はすでに就寝。
パパさんは会社。
私一人で小さい声で喜び…そして安心。
電気のある生活に戻りました。
すやすや寝ている子供たち。
電気ついたよ!!
…と起こしたかったけど、今日一日遊んでつかれたもんね。
明日の朝の報告が楽しみ(*^-^*)
長い長い電気のない生活。
子供も頑張って過ごしてくれました。
長時間停電_そのときお子さんは何をしますか?
もし停電でテレビが使えず・ゲームができず・DVDも見ることもできず・パソコンやタブレットの充電もなかったら、お子さん達は何をして遊びますか?
何か遊ぶものはありますか?
自分自身も親自身も辛いけど、子供への対策・配慮も大切だなと感じた停電生活でした。
みなさんの参考になれば幸いです。
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