朝の忙しい時間に
二児の母をしています。
平日の朝。
朝食の準備から始まり、幼稚園のお弁当作り、洗濯、食器洗い、着替え、お化粧。
子どもを起こして着替え・食事・出発前の準備の声かけ…。
母は忙しい。
「お母さん、ちょっときてー」「お母さん、お茶飲みたい」などなど、
現場に行かなくてはならない呼び出しもしばしば。
そんなある日、食器を洗っていると、次男クンが。
「おかあさん、どうして あかちゃん ふたりも うんだの?」
次男クンが一番言いたかったこと
一瞬手がとまりました。
母(私):「…そうだねぇ、お兄ちゃん一人だけじゃ寂しいかな…と思って、兄弟がいたらいいなぁと思って、【次男クン】をうんだんだよ」
しかし、次男クンが一番言いたかったのは、こんなことじゃないのはわかっていました。
次男クン:「でも、いそがしいんでしょ。」
ハッと目が覚めるような思いがしました。
お母さんはいつも忙しそう。
「忙しいから待ってね」っていつも言う。
「兄弟二人のことをしなくちゃいけないから忙しいの」とも言う。
じゃあ なんで赤ちゃん(=オレたち)を二人産んだんだろう?
…こんなことを言いたかったのだとすぐに気付きました。
次男クンなりに考えたのでしょう。
母(私):「もしかして、お母さんが『忙しい』っていつも言うから、そう(=どうして二人も赤ちゃんうんだの?)思ったの?」
次男クン:「うん。」
母(私):「そうだね。お母さんは【次男クン】にも会いたくて うんだのに、
毎日『忙しい』っていってたら だめだよね…。ごめんね。気をつけるね。
【次男クン】は優しいね。」
と言って、ぎゅーっと抱きしめました。
小さな体でも大きなことを考えている
こんな幼いこどもの心の中でも、
こんなことを考えているんだ、
こんなことを考えさせるような態度をとっていたんだ…と思うと、
反省しました。
そして、次男クンの成長に驚きました。
気を遣う次男
振り返ってみると、次男クンは「気遣う」ことがよくあります。
「おかあさん、オレがようちえんから かえってきたら、これでいっしょにあそぼうね」と朝のうちから言う。
「おかあさん、もう おしごと(=家事)おわった?おわったらいっしょにあそぼう」 など。
今、その場では遊んでくれないことがわかっているので、こんな聞き方をします。
ときには、長男クンが怒られているときにいつもはやろうとしない お片付けを自ら始めたりも…(「反面教師」!?)。
「次男」って結構「自由奔放で気ままな性格」なんてききますが、
我が家はそうではなさそうです。
・次男クンの性格と、
・私(=母)の態度
が相まって、次男クンのこのような行動がうまれたのだとおもいます。
数分のこの出来事を忘れない
もしかしたら、次男クンは何の気なしに聞いたことだったのかもしれませんが、
私の心には大きく残った 出来事でした。
こどもは自分の「物」じゃない_一人の人として
赤ちゃんのころは、会話もできず、反応もわからないことが多い。
けど、今はもう次男クンだって立派な「人」。
ちゃんと自分の思ったことを言える。
(ちょっと助けが必要なこともあるけど。)
「自分のこどもだから」と軽く・甘く考えるのではなく、
きちんと一人の「人」として、話を聞き、一緒に遊び、共に生きていく。
時には自分(=私)の思い通りにいかないこともある。
でもそれは当然。
「人」を相手にしているんだから。
次男クンの一言をかみしめ、
大げさかもしれないけど、こんなふうに感じました。
どうして赤ちゃん二人も うんだの? 目次
- 朝の忙しい時間に
- 次男クンが一番言いたかったこと
- 小さな体でも大きなことを考えている
- 気を遣う次男
- 数分のこの出来事を忘れない
- こどもは自分の「物」じゃない_一人の人として
- どうして赤ちゃん二人も うんだの? 目次
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